年末のご挨拶
2023年もあと僅かになりました。思えば大谷で始まり大谷で終わったようなこの一年、皆様にとってはどんな一年だったでしょう
か。コロナが5類へ移行し、国内外で人や物の移動が活発になりました。ススキノも久しぶりに賑わいを取り戻し、地元はもとよ
り、多くの外国人で賑わっております。モユク札幌、ココノススキノなど新しくオープンした施設もあれば、ESTAやPIVOTの閉館な
ど時代の移り変わりを感じる年でもありました。
業界はと言えば、秋鮭の不漁に代表されるように道内外の水揚げは芳しくなく、またロシアのウクライナ侵攻の影響も根深く、為替
の影響なども大きく相場に反映された年ではなかったでしょうか。環境の変化や技術の発展など養殖の重要性もどんどんと増してお
り、特に今年は陸上養殖に脚光が浴びました。何と言っても一番はALPS処理水放出による影響ではなかったでしょうか。行き場を
失った帆立等々・・・。しかしながら、本当にありがたいことに皆様方から多くの応援消費を頂き相場も回復、安定していきまし
た。
ついに来年、『2024年問題』の本番を迎えます。すでに様々な影響が取りざたされていますが、丸水も一企業のみならず業界として
本気で取り組む年となります。それだけではなく物流改革、業務の効率化、生産性の向上など、DXを推進して参ります。また水産に
大きな影響を与える環境、特に近年の異常気象や海水温の上昇など、環境問題にも微力ながらも真剣に取り組んで参ります。
来年は辰年です。水を司る水神、竜神様に豊漁と、昇っていく業績を祈願して来年を迎えたいと思います。本年も一年、大変お世話
になりありがとうございました。来年も変わらずご愛顧賜りますようお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。
2023年12月29日
代表取締役社長執行役員
竹田 剛